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・「27日のオリコの引き落としに間に合わなかった。もう終わりだ」
・「すぐ振り込まないと、いきなり一括請求されるのでは」
こんな不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、オリコの公式ページは「お客さまのご契約状況により、翌月12日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に再引き落としを行います。」と案内しています。オリコには、契約状況によって「もう一度の引き落とし」が用意されている場合があります。
とはいえ、遅れれば遅延損害金と再請求手数料が乗り、規約のうえでは残債務の全額を請求できる状態になるのも事実です。
本記事では、オリコが今月払えないときに公式にできることと、任意整理という次の一手について紹介します。
すでに27日の引き落としが失敗した人はもちろんのこと、「来月の27日も厳しいかもしれない」という段階の人も、何が用意されていて何が用意されていないのかをしっかりと理解しておきましょう。

27日のオリコの引き落としができませんでした。もう一括請求ですか?

カードショッピングなら、この時点ではまだ一括請求ではありません(規約上は20日以上の書面催告が先です)。ただしカードキャッシングは1回の遅滞で一括になり得ます。そのうえで、まずいい知らせから。オリコの公式ページは「お客さまのご契約状況により、翌月12日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に再引き落としを行います。」と案内しています。もう一度、自動で引き落とされる可能性があります。

本当ですか。じゃあ12日までに入金すればいいんですね。

そのとおりです。ただし「ご契約状況により」とあるとおり、全員が対象ではありません。対象なら6日~10日頃に「再引き落としのご案内」が届きます。対象外の人には振込用紙が届きます。

念のため振り込んでおいたほうが安心では?

そこが一番の落とし穴です。公式は「お振り込み頂いても再引き落としは停止できないため、二重払いとならないようお支払口座にご準備が出来ない場合のみご使用ください。」と明記しています。両方やると二重に払うことになります。
🔎 30秒でわかる結論
- ★オリコには再引き落としがある=「お客さまのご契約状況により、翌月12日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に再引き落としを行います。」(ただし全員ではなく「ご契約状況により」)
- 対象なら6日~10日頃に「再引き落としのご案内」が届く=「再引き落とし日12日の前営業日までに、お支払口座へご準備ください。」
- ★振込と再引き落としの二重払いに注意=「お振り込み頂いても再引き落としは停止できないため、二重払いとならないようお支払口座にご準備が出来ない場合のみご使用ください。」
- 再引き落としの対象外なら振込用紙が届く=「記載の指定金融機関もしくはコンビニにてお振り込みをお願いいたします。」(「お支払金額が30万円を超える場合は、コンビニではご利用いただけません。」)
- 遅れると手数料が乗る=規約第11条(3)①「支払いを遅滞したことによりオリコが振込用紙の送付、再度口座振替等の再請求手続きを行ったときは、1回につき330円(税込)。」
- カードは止まる=「カードのご利用は、弊社にてご入金確認が出来るまで制限させて頂いております。」
- 支払日(27日)は変更できない=公式FAQ「お支払日は毎月27日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)となります。お支払日の変更はできません。」
- 遅延損害金はカードショッピングが年14.6%、カードキャッシングが年18.0%(クレジットカード会員規約 第17条・別表)
- ★カードキャッシングは「1回でも怠ったとき」で当然に一括=規約第18条(1)⑧。ショッピング側は20日以上の書面催告に応じなかったとき(同①)
- オリコが任意整理にどう対応するかは公表されていないため、本記事では断定しない。自分のケースでどうなるかは無料相談で確認するのが最短
📖 この記事でわかること
- オリコには「再引き落とし」がある(翌月12日・ただし条件つき)
- 再引き落としの対象かどうかで、やることが変わる
- 「待ってもらう」手段は公式に用意されているのか
- 放置すると何が起きるか(手数料・遅延損害金・一括請求)
- それでも払えないときの次の一手=任意整理
- 不安潰し:任意整理のデメリットと、それでも今動く理由
- よくある質問
オリコには「再引き落とし」がある(翌月12日・ただし条件つき)

カード会社は再引き落としをしないところが多いと聞きました。

そのとおりで、ここはカード会社によって本当に分かれます。オリコは「行う場合がある」側です。まず公式の記載をそのまま見てください。
オリコの「入金が間に合わなかったら」というページには、次のように書かれています。
💡 もう一度、自動で引かれる場合がある
「27日に引き落としが出来なかったお客さまへ お客さまのご契約状況により、翌月12日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に再引き落としを行います。」(オリコ「入金が間に合わなかったら」)
💡 全員が対象ではない
見落としてはいけないのが「お客さまのご契約状況により」という条件です。すべての人に再引き落としがあるわけではありません。どちらになるかは、6日~10日頃に届く郵便で分かります(次の章で解説します)。
そもそもの支払日
オリコの支払日は毎月27日です。公式ページは「オリコのお支払日は毎月27日です。」「お支払口座を登録済みのお客さま ご指定の口座から毎月27日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に自動的に引き落としさせていただきます。」と案内しています。
クレジットカード会員規約の側でも、支払日は27日で統一されています。
| 支払方法 | 規約の定め(逐語・第10条(1)) |
|---|---|
| 1回払い(第10条(1)②) | 「会員が支払月を指定することなく1回払いを指定したときは、ご利用日を含む月の翌月27日(金融機関の休業日にあたる場合は翌営業日。以下同じ)が返済金のお支払日となります。」 |
| 回数指定分割払い・リボルビング払い(第10条(1)③) | 「会員が回数指定分割払い又はリボルビング払いを指定したときは、利用日を含む月の翌月27日が第1回目の返済金のお支払日となり、以降毎月27日がお支払日となります。」 |
出典:オリコ クレジットカード会員規約(令和8年3月2日)(2026年9月時点)
💡 ローン・ショッピングクレジットの人へ
本記事で引用する条番号は「クレジットカード会員規約」のものです。オートローンやショッピングクレジット(分割払い)は、個別の契約書面で条件が定められています。支払日が27日である点は公式ページで共通と案内されていますが、遅延損害金の率や期限の利益喪失の条件は手元の契約書面で確認してください。
万が一支払いが難しい場合は、少しでも早い段階で弁護士などの専門家に相談してください。
再引き落としの対象かどうかで、やることが変わる

自分が再引き落としの対象かどうか、どうすれば分かりますか。

6日~10日頃に届く郵便で分かります。届くものが2種類あって、どちらが届いたかで、あなたがやるべきことが正反対になります。
| 届くもの | 公式の記載(逐語) | あなたがやること |
|---|---|---|
| 「再引き落としのご案内」 (=再引き落としの対象) | 「6日~10日頃に弊社より「再引き落としのご案内」をお送りいたしますので、再引き落とし日12日の前営業日までに、お支払口座へご準備ください。」 | 12日の前営業日までに口座へ入金しておく。振込はしない |
| 振込用紙 (=再引き落としの対象外) | 「6日~10日頃に弊社より振込用紙をお送りいたしますので、記載の指定金融機関もしくはコンビニにてお振り込みをお願いいたします。」 | 振込用紙で払う(コンビニまたは指定金融機関) |
出典:オリコ「入金が間に合わなかったら」(2026年9月時点)
💡 ここ、二重払いの事故が起きやすい
「再引き落としのご案内」に振込用紙が添付されていても、安易に振り込まないでください。公式は「お振り込み頂いても再引き落としは停止できないため、二重払いとならないようお支払口座にご準備が出来ない場合のみご使用ください。」と明記しています。口座に用意できるなら口座へ、用意できないなら振込用紙で——どちらか一方です。
コンビニ払いには上限もあります。公式は「※お支払金額が30万円を超える場合は、コンビニではご利用いただけません。」と記載しています。請求額が30万円を超えている人は、指定金融機関からの振込になります。
そもそも引き落とし口座を登録していない場合については、「お支払口座の設定が未設定または未完了の方には払込票をお送りしております。コンビニよりお支払い頂くか、払込票記載の指定金融機関にお振り込みをお願いいたします。」と案内されています。
この間、カードは使えない
入金が間に合わなかった場合の注意事項として、公式は2点を挙げています。
💡 再引き落としを待つ間も、カードは止まっている
「※カードのご利用は、弊社にてご入金確認が出来るまで制限させて頂いております。」
「※契約に基づき、遅延損害金・再請求手数料等の手数料を申し受けます。」
(オリコ「入金が間に合わなかったら」)
払い方を確認するだけでなく、支払いそのものが厳しい状態が続いているなら、少しでも早めに弁護士などの専門家に相談するようにしてください。
「待ってもらう」手段は公式に用意されているのか

12日にも間に合いそうにありません。支払日をずらしたり、分割にしたりできませんか。

順番に、公式の記載で確認しましょう。結論から言うと、「今月分を待ってもらう制度」は公式には用意されていません。
① 支払日の変更=「できません。」
💡 支払日は動かせない
「Q3 毎月27日の支払日を変更できますか?」
「A3 お支払日は毎月27日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)となります。お支払日の変更はできません。」
(オリコ「入金が間に合わなかったら」FAQ)
変更できるのは引き落としに使う口座だけです。しかも反映には時間がかかります。公式は「口座登録の手続きを毎月1日~6日にお申込みの場合は、当月のお支払分より適用となります。毎月7日~末日にお申込みの場合は、翌月のお支払分より適用となります。」と案内し、書面の場合は「「口座振替依頼書」をご返送後、郵送期間や金融機関の承認期間を含め完了までに1ヶ月程度のお時間をいただいております。」としています。口座を変えても、今月の遅れが消えるわけではありません。
② あとリボ・マイ月リボ=申込期間が支払日より前に終わる
支払い方法をあとから変える仕組み自体はあります。ただし申込期間が公表されています。
| サービス | 対象(逐語) | 申込期間(逐語) |
|---|---|---|
| マイ月リボ・あとリボ | 「ショッピングの1回払い・2回払い(ボーナス一括払い・ボーナス二括払いを含む)のご利用分や、キャッシングの1回払いのご利用分を、あとからリボルビング払いに変更できる便利なサービスです。」「※リボ払いには所定の手数料がかかります。」 | 「マイ月リボおよびあとリボのうち全部リボのお申込期間は、毎月13日00:00~お支払予定月10日21:59です。」「「あとリボの一部リボ」のお申込期間は毎月13日00:00~お支払予定月18日23:59までです。」 |
出典:オリコ「マイ月リボ・あとリボ」(2026年9月時点)
💡 「あとから」でも、遅れた後では遅い
申込期間は支払予定月の10日(一部リボは18日)まで=27日の引き落としより前に締め切られます。27日に引き落とせなかったあとから、その月の分をリボに切り替えて回避する使い方はできません。公式は「「マイ月リボ・あとリボ」ご利用後のキャンセルはできません。」とも記載しています。
③ 窓口はあるが、「待ってもらえる制度」ではない
連絡先は公式に案内されています。
| 窓口 | 公式の記載(逐語) |
|---|---|
| 入金が間に合わなかった場合 | 「契約者ご本人さまより、サービスセンターまでご連絡ください。地域によってお問合せ先が異なりますので、お住まいの地域をご確認の上お問合せください。」(例=東京第一サービスセンター 049-256-1151 ※受付時間 / 9:30~17:30(土・日・祝日を除く)) |
| カード全般 | オリコカードセンター 049-271-3330 受付時間 9:30~17:30(日曜日・12月31日~1月3日を除く) |
※窓口の番号は地域・商品によって異なります。手元の書面と公式ページで確認してください。
💡 断定できるのは「制度の有無」まで
ここは正確に書きます。公式に案内されているのは連絡先までで、「支払いを待つ」「猶予する」という制度は公表されていません。実際にどこまで応じてもらえるかは個別の判断になります。「連絡できる」と「返済が楽になる」は別の話だと分けて考えてください。
来月以降も支払いが続きそうだという方は、少しでも早めに債務整理を検討するのがおすすめです。
放置すると何が起きるか(手数料・遅延損害金・一括請求)

12日の再引き落としも失敗したら、どうなりますか。

規約に書いてあることを、そのままお見せします。まず手数料、次に遅延損害金、そして期限の利益の喪失、最後にカードの利用停止という順です。
① 再請求手数料330円(税込)と、催告の実費
💡 再引き落としも「有料」
「会員は、第10条に基づく返済金の支払いを遅滞し、かつ、その遅滞した返済金にカードキャッシングの返済金が含まれていない場合には、次の費用を負担するものとします。①支払いを遅滞したことによりオリコが振込用紙の送付、再度口座振替等の再請求手続きを行ったときは、1回につき330円(税込)。②支払いを遅滞したことによりオリコが書面による催告をしたときは、当該催告に要した費用(郵送料等の実費)。」
(オリコ クレジットカード会員規約 第11条(3))
つまり再引き落としは無料のやり直しではありません。振込用紙の送付や再度の口座振替といった再請求手続きには、1回につき330円(税込)がかかります。
② 遅延損害金(規約第17条・別表)
| 対象となる取引 | 計算方法(逐語・別表) |
|---|---|
| カードショッピング ①ボーナス一括払い ②2回払い以上 | 「遅延額に対して年率14.6%を乗じた額と分割支払金の残金に対して法定利率を乗じた額の何れか低い額」 |
| カードショッピング ③1回払い ④リボルビング払い ⑤割賦販売法第35条の3の60第1項に基づき適用除外とされる取引 | 「遅延額に対して年率14.6%を乗じた額」 |
| カードキャッシング | 「遅延元金に対して年率18.0%を乗じた額」 |
出典:オリコ クレジットカード会員規約 第17条・別表<遅延損害金の計算方法>(2026年9月時点)
規約第17条の本文は「会員がカードのご利用代金のお支払いを遅滞した場合、会員はオリコに対し別表記載の内容で計算した遅延損害金を支払うものとします。」と定めています。
③ ★キャッシングは「1回でも怠ったとき」で当然に一括(第18条)
オリコのクレジットカード会員規約 第18条(1)は、期限の利益を失う場合をこう定めています。
💡 ショッピングとキャッシングで時間の余裕が違う
柱書=「会員が次の何れかに該当したときは、当然に本規約に基づく一切の債務及びその他の契約に基づいてオリコに対し負担する一切の支払債務について期限の利益を失い、当該未払債務の全額を直ちにお支払い頂くものとします。」
① 「本規約に基づく債務の支払いを遅滞し、オリコから20日以上の相当な期間を定めた書面による催告を受けたにもかかわらず、その期限までに支払いがなかったとき。」
⑧ 「会員がカードキャッシングによる債務の支払いを1回でも怠ったとき(但し、利息制限法第1条第1項に規定する利率を超えない範囲においてのみ効力を有する)。」
(オリコ クレジットカード会員規約 第18条(1))
読み方はこうです。ショッピングは20日以上の書面催告を受けても払わなかったときに一括になります(①)。一方でカードキャッシングは「1回でも怠ったとき」に、当然に一括になり得ます(⑧)。キャッシングを使っている人は、残された時間が短いと考えてください。
④ カードが止まる(第25条)
規約第25条(1)は「会員が、次の各号の何れかに該当したときは、オリコは、会員に通知することなくカードショッピング及びカードキャッシングの全部又は一部の利用を停止し、又は会員資格を喪失させることができるものとし、これらの措置とともに、加盟店に対し当該カードの無効を通知することがあります。」と定め、その事由として「本規約に基づく支払債務その他オリコに対する一切の支払債務の履行を怠った場合。」「期限の利益の喪失事由の何れかに該当した場合。」を挙げています。
| 時期の目安 | 起きること | 根拠 |
|---|---|---|
| 27日(支払日) | 引き落とし失敗。カードの利用は入金確認まで制限される | オリコ「入金が間に合わなかったら」 |
| 引き落としができないと | 遅延損害金が発生(ショッピング=遅延額に対して年率14.6%/キャッシング=遅延元金に対して年率18.0%) | 規約第17条・別表 |
| 6日〜10日頃 | 「再引き落としのご案内」または振込用紙が届く。再請求手続きには1回330円(税込) | 同ページ/規約第11条(3)① |
| 翌月12日 | 対象者は再引き落とし(土日祝の場合は翌営業日) | オリコ「入金が間に合わなかったら」 |
| 遅れが続くと | キャッシングは1回の遅滞で、ショッピングは20日以上の書面催告後に、期限の利益を喪失 | 規約第18条(1)①⑧ |
| その後 | 通知なくカード利用停止・会員資格喪失 | 規約第25条(1) |
※実際の運用日程は個別の契約・状況により異なります。上表は公式に公表されている記載から時系列を整理したものです。
返済が難しく滞納が長引いてしまう場合は、少しでも早めに弁護士などの専門家に相談してください。
それでも払えないときの次の一手=任意整理

再引き落としでしのげても、来月また同じことになります。

その感覚は正しいです。再引き落としは「今月の猶予」であって、返済が楽になる仕組みではありません。残額を改めて分割し直す交渉=任意整理という手があります。
法テラスは任意整理を次のように説明しています。
💡 任意整理=私的な話し合い
「裁判所などの公的機関を利用せず、当事者が私的に話合いをして、支払額や支払方法について合意をする手続です。」(法テラス「任意整理とは何ですか。」)
つまり、相手の合意が要る手続きです。法テラスも任意整理のデメリットとして「自己破産と異なり、債権者との合意に基づき、支払をしていく手続のため、債権者の了解と支払原資が必要になる。」を挙げています。
💡 個社の対応は断定しません
オリコが任意整理にどう対応するかは公表されていません。そのため本記事では「応じる」「応じない」のいずれも断定しません。実際にどうなるかは、残高・遅れている期間・提示できる返済計画によって変わります。自分のケースでの見通しは、面談で確認してください。
規約には「債務の整理、調整に関する申立て」という条項がある
オリコの規約は、期限の利益喪失事由として次の2つを並べています。
💡 条文はここまでしか書いていない
④ 「破産、民事再生、特別清算、会社更生その他裁判上の倒産手続きの申立てを受けもしくは自ら申立てたとき。」
⑤ 「債務の整理、調整に関する申立てがあったとき。」
(オリコ クレジットカード会員規約 第18条(1))
💡 「条文があるから相談しない」は逆効果
⑤が具体的に何を指すのかは、条文に説明がありません。任意整理の受任通知がこれに当たるかどうかを、本記事では断定しません。ただし、前章のとおりキャッシングは1回の遅滞で、ショッピングも20日以上の書面催告に応じなければ、依頼の有無にかかわらず同じ状態に至ります(同①⑧)。相談を先送りする理由にはならない、というのが結論です。
✅ このセクションのまとめ
任意整理は「残債務の全額を支払うべき状態になったものを、改めて分割し直す交渉」です。放置して一括になるのを待つのか、分割し直す交渉に入るのか、という選択になります。
取立てが止まる範囲は、ショッピングとキャッシングで違う
弁護士や司法書士に依頼すると債権者へ受任の通知が送られますが、法律上の取立て制限が置かれているのは貸金業法の側です。株式会社オリエントコーポレーションは、クレジットカード会員規約の問い合わせ窓口欄で「登録番号 関東財務局長(15)第00139号」を公表しています(=貸金業者としての登録)。
| 利用の種類 | 適用される法律 | 受任通知後の取立て制限 |
|---|---|---|
| カードキャッシング(借入れ) | 貸金業法 | 21条1項9号がある=弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があった場合に、正当な理由なく電話・電報・ファクシミリ・訪問の方法で本人へ弁済を要求し、直接要求しないよう求められたにもかかわらずさらにこれらの方法で要求することを禁止 |
| カードショッピング・ショッピングクレジット(買い物) | 割賦販売法 | 同種の規定は置かれていない |
※条文の有無は e-Gov法令検索で確認したものです。
では、ショッピング利用分は止まらないのかというと、そうとも限りません。法テラスは次のように説明しています。
💡 法律上の禁止と、実際の運用は別
「弁護士や司法書士が債務整理(任意整理・自己破産・個人再生等)の依頼を受け、貸金業者に対してその旨の通知を行った場合、通常、貸金業者からの連絡は止まります。」
「貸金業者や債権回収会社以外の債権者(銀行、個人債権者など)については、法的に直接の取立てが禁じられているわけではありませんが、通常、弁護士や司法書士が債務整理を受任することにより、直接の連絡が止まることがほとんどです。」(法テラス「弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、貸金業者からの連絡が止まるのですか。」)
💡 車のローンがある人は自己判断しない
オートローンで車に所有権留保が付いている場合は、扱いが変わります。整理の対象に入れると車を引き揚げられることがあり、順番の判断が要ります。車を使って働いている人は、面談で最初にそのことを伝えてください。
オリコ以外にも支払いを抱えている状態なら、少しでも早めに弁護士などの専門家に相談するようにしてください。
不安潰し:任意整理のデメリットと、それでも今動く理由

任意整理のデメリットも知っておきたいです。

隠しません。法テラスが挙げているものをそのまま出します。
| 法テラスが挙げる任意整理のデメリット(逐語) |
|---|
| 「自己破産と異なり、債権者との合意に基づき、支払をしていく手続のため、債権者の了解と支払原資が必要になる。」 |
| 「信用情報を取り扱う機関に登録されることにより、数年間は、借入れやクレジットカードの作成が難しくなる。」 |
出典:法テラス「任意整理のメリット・デメリットは何ですか。」(2026年9月時点)
信用情報への登録期間は機関ごとに公表されています。CICはクレジット情報を「契約中および契約終了から5年間」保有するとし、JICCは契約日が2019年10月1日以降の契約について、契約内容や返済状況に関する情報を「契約継続中及び契約終了後5年以内」としています。数年間、新しい借入れやカードの作成が難しくなることは避けられません。
そのうえで、今動いたほうがよい理由は3つあります。
| 今動いたほうがよい理由 | 根拠 |
|---|---|
| ① 再請求手数料が積み上がる前に方針を決められる | 「再請求手続きを行ったときは、1回につき330円(税込)。」(規約第11条(3)①)=遅れるたびに発生し得る |
| ② キャッシングが一括になる前に交渉に入れる | 「会員がカードキャッシングによる債務の支払いを1回でも怠ったとき」=当然に期限の利益を喪失(規約第18条(1)⑧) |
| ③ 差押えまで進む前に交渉に入れる | 差押命令は債務者及び第三債務者に送達される(民事執行法145条3項)=給与差押えなら勤務先にも届く |
※費用や進め方は事務所によって異なります。どの方法が合うかは面談で決まります。
「今月だけ」が「来月も」になった時点が、打ち手を変えるタイミングです。残高と収入の一覧があれば、再引き落としでしのぐのか、任意整理に進むのかは面談で判断できます。
万が一支払いが難しい場合は、少しでも早い段階で弁護士などの専門家に相談してください。
よくある質問
Q. 27日に引き落とせませんでした。次はいつ引き落とされますか。
A. 公式は「お客さまのご契約状況により、翌月12日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に再引き落としを行います。」と案内しています。ただし全員が対象ではありません。対象なら6日~10日頃に「再引き落としのご案内」が、対象外なら振込用紙が届きます。
Q. 念のため振り込んでおいたほうが安全ですか。
A. いいえ、二重払いになります。公式は「お振り込み頂いても再引き落としは停止できないため、二重払いとならないようお支払口座にご準備が出来ない場合のみご使用ください。」と明記しています。口座に用意できるなら口座へ、用意できないなら振込用紙で、のどちらか一方にしてください。
Q. コンビニで払えますか。
A. 振込用紙が届いた場合は「記載の指定金融機関もしくはコンビニにてお振り込みをお願いいたします。」と案内されています。ただし「※お支払金額が30万円を超える場合は、コンビニではご利用いただけません。」という上限があります。
Q. 支払日を27日から変えられますか。
A. 公式FAQの回答は「お支払日は毎月27日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)となります。お支払日の変更はできません。」です。変更できるのは引き落とし口座だけで、しかも申込日によって当月適用か翌月適用かが変わります。
Q. あとリボに変更して今月をしのげますか。
A. 遅れてからでは間に合いません。申込期間は「毎月13日00:00~お支払予定月10日21:59」(一部リボは18日23:59まで)で、27日の引き落としより前に締め切られます。手数料もかかります。
Q. オリコは任意整理に応じてくれますか。
A. 公表されていないため、本記事では断定しません。任意整理は法テラスが説明するとおり「当事者が私的に話合いをして、支払額や支払方法について合意をする手続」で、債権者の了解と支払原資が必要です。見通しは、残高・遅れの長さ・収入の状況を見たうえで、無料相談で確認するのが最短です。
Q. オリコのオートローン(車のローン)も同じですか。
A. 支払日が毎月27日である点は公式ページで共通と案内されていますが、遅延損害金や期限の利益喪失の条件は個別の契約書面で定められています。本記事で引用した条番号は「クレジットカード会員規約」のものです。また車に所有権留保が付いている場合、整理の対象に入れると引き揚げられることがあります。自己判断せず、面談で最初に車のローンがあることを伝えてください。
まとめ:再引き落としは「今月の猶予」であって、返済が楽になる仕組みではない
オリコには翌月12日の再引き落としがあります(ご契約状況によります)。再引き落としを行わないカード会社もあるなかで、今月をしのぐには使える猶予です。ただし、振込と併用すると二重払いになること、再請求手続きには1回330円(税込)がかかること、入金確認までカードは止まっていることは押さえておいてください。
支払日の変更はできず、あとリボの申込期間は支払日より前に締め切られます。遅れが続けば、カードキャッシングは「1回でも怠ったとき」に当然に期限の利益を失い(規約第18条(1)⑧)、ショッピングも20日以上の書面催告に応じなければ同じ状態になります(同①)。
任意整理は、その残債務を改めて分割し直す交渉です。債権者の了解と支払原資が必要で、オリコがどう対応するかは公表されていません。オートローンで車を使っている人は、順番の判断が要ります。「今月だけ」が「来月も」になったら、しのぐのをやめて方針を決めるのが、結果として傷が浅く済みます。
借金に関する相談は、無料で受け付けている窓口が多くあります。まずは話だけでも聞いてみるのがおすすめです。
📚 出典(公的機関・法令)を見る
- オリコ「入金が間に合わなかったら」(「オリコのお支払日は毎月27日です。」「お支払口座を登録済みのお客さま ご指定の口座から毎月27日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に自動的に引き落としさせていただきます。」「27日に引き落としが出来なかったお客さまへ お客さまのご契約状況により、翌月12日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)に再引き落としを行います。」「6日~10日頃に弊社より「再引き落としのご案内」をお送りいたしますので、再引き落とし日12日の前営業日までに、お支払口座へご準備ください。」「お振り込み頂いても再引き落としは停止できないため、二重払いとならないようお支払口座にご準備が出来ない場合のみご使用ください。」「6日~10日頃に弊社より振込用紙をお送りいたしますので、記載の指定金融機関もしくはコンビニにてお振り込みをお願いいたします。」「※お支払金額が30万円を超える場合は、コンビニではご利用いただけません。」「お支払口座の設定が未設定または未完了の方には払込票をお送りしております。」「※カードのご利用は、弊社にてご入金確認が出来るまで制限させて頂いております。」「※契約に基づき、遅延損害金・再請求手数料等の手数料を申し受けます。」「Q3 毎月27日の支払日を変更できますか? A3 お支払日は毎月27日(土日祝祭日の場合は、翌営業日)となります。お支払日の変更はできません。」「契約者ご本人さまより、サービスセンターまでご連絡ください。地域によってお問合せ先が異なりますので、お住まいの地域をご確認の上お問合せください。」「東京第一サービスセンター 049-256-1151 ※受付時間 / 9:30~17:30(土・日・祝日を除く)」) https://www.orico.co.jp/support/inquire_servicecenter_01/
- オリコ クレジットカード会員規約(令和8年3月2日)(第10条(1)②=「会員が支払月を指定することなく1回払いを指定したときは、ご利用日を含む月の翌月27日(金融機関の休業日にあたる場合は翌営業日。以下同じ)が返済金のお支払日となります。」/同(1)③=「会員が回数指定分割払い又はリボルビング払いを指定したときは、利用日を含む月の翌月27日が第1回目の返済金のお支払日となり、以降毎月27日がお支払日となります。」/第11条(3)①=「支払いを遅滞したことによりオリコが振込用紙の送付、再度口座振替等の再請求手続きを行ったときは、1回につき330円(税込)。」同②=「支払いを遅滞したことによりオリコが書面による催告をしたときは、当該催告に要した費用(郵送料等の実費)。」/第17条=「会員がカードのご利用代金のお支払いを遅滞した場合、会員はオリコに対し別表記載の内容で計算した遅延損害金を支払うものとします。」/別表<遅延損害金の計算方法>=カードショッピング「①ボーナス一括払い ②2回払い以上:遅延額に対して年率14.6%を乗じた額と分割支払金の残金に対して法定利率を乗じた額の何れか低い額」「③1回払い ④リボルビング払い ⑤割賦販売法第35条の3の60第1項に基づき適用除外とされる取引:遅延額に対して年率14.6%を乗じた額」/カードキャッシング「遅延元金に対して年率18.0%を乗じた額」/第18条(1)柱書=「会員が次の何れかに該当したときは、当然に本規約に基づく一切の債務及びその他の契約に基づいてオリコに対し負担する一切の支払債務について期限の利益を失い、当該未払債務の全額を直ちにお支払い頂くものとします。」同①=「本規約に基づく債務の支払いを遅滞し、オリコから20日以上の相当な期間を定めた書面による催告を受けたにもかかわらず、その期限までに支払いがなかったとき。」同④=「破産、民事再生、特別清算、会社更生その他裁判上の倒産手続きの申立てを受けもしくは自ら申立てたとき。」同⑤=「債務の整理、調整に関する申立てがあったとき。」同⑧=「会員がカードキャッシングによる債務の支払いを1回でも怠ったとき(但し、利息制限法第1条第1項に規定する利率を超えない範囲においてのみ効力を有する)。」/第25条(1)=「会員が、次の各号の何れかに該当したときは、オリコは、会員に通知することなくカードショッピング及びカードキャッシングの全部又は一部の利用を停止し、又は会員資格を喪失させることができるものとし、これらの措置とともに、加盟店に対し当該カードの無効を通知することがあります。」「本規約に基づく支払債務その他オリコに対する一切の支払債務の履行を怠った場合。」「期限の利益の喪失事由の何れかに該当した場合。」/〈お問合せ窓口〉=「株式会社オリエントコーポレーション」「登録番号 関東財務局長(15)第00139号」) https://www.orico.co.jp/terms/card/partnership/pdf/kiyaku/9P-09-0020-04_2601.pdf
- オリコ「マイ月リボ・あとリボ」(「ショッピングの1回払い・2回払い(ボーナス一括払い・ボーナス二括払いを含む)のご利用分や、キャッシングの1回払いのご利用分を、あとからリボルビング払いに変更できる便利なサービスです。※リボ払いには所定の手数料がかかります。」「マイ月リボおよびあとリボのうち全部リボのお申込期間は、毎月13日00:00~お支払予定月10日21:59です。」「「あとリボの一部リボ」のお申込期間は毎月13日00:00~お支払予定月18日23:59までです。」「※「マイ月リボ・あとリボ」ご利用後のキャンセルはできません。」) https://www.orico.co.jp/creditcard/service/shopping/atorevo/
- オリコ「オリコカードに関するお電話でのお問合せ」(「オリコカードセンター 受付時間 9:30~17:30(日曜日・12月31日~1月3日を除く) 電話番号 049-271-3330」) https://www.orico.co.jp/support/cardcenter/
- オリコ「引落口座の登録・変更」(「口座登録の手続きを毎月1日~6日にお申込みの場合は、当月のお支払分より適用となります。毎月7日~末日にお申込みの場合は、翌月のお支払分より適用となります。」「「口座振替依頼書」をご返送後、郵送期間や金融機関の承認期間を含め完了までに1ヶ月程度のお時間をいただいております。」) https://www.orico.co.jp/support/procedure/online_account/bank/select/
- 株式会社オリエントコーポレーション 会社概要(「商号 株式会社オリエントコーポレーション(英訳名:Orient Corporation)」) https://www.orico.co.jp/company/corporate/about/
- 法テラス よくある相談「任意整理とは何ですか。」(「裁判所などの公的機関を利用せず、当事者が私的に話合いをして、支払額や支払方法について合意をする手続です。」) https://www.houterasu.or.jp/site/faq/syakkin-niniseiri-001.html
- 法テラス よくある相談「任意整理のメリット・デメリットは何ですか。」(デメリット=「自己破産と異なり、債権者との合意に基づき、支払をしていく手続のため、債権者の了解と支払原資が必要になる。」「信用情報を取り扱う機関に登録されることにより、数年間は、借入れやクレジットカードの作成が難しくなる。」) https://www.houterasu.or.jp/site/faq/syakkin-niniseiri-002.html
- 法テラス よくある相談「弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、貸金業者からの連絡が止まるのですか。」(「通常、貸金業者からの連絡は止まります」/「貸金業者や債権回収会社以外の債権者(銀行、個人債権者など)については、法的に直接の取立てが禁じられているわけではありませんが、通常、弁護士や司法書士が債務整理を受任することにより、直接の連絡が止まることがほとんどです」) https://www.houterasu.or.jp/site/faq/syakkin-niniseiri-004.html
- e-Gov法令検索「貸金業法」(21条1項9号=弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があつた場合において、正当な理由がないのに、債務者等に対し、電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は訪問する方法により、当該債務を弁済することを要求し、これに対し債務者等から直接要求しないよう求められたにもかかわらず、更にこれらの方法で当該債務を弁済することを要求することの禁止) https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032
- e-Gov法令検索「割賦販売法」(貸金業法21条1項9号に相当する、弁護士等からの受任通知後の直接取立てを制限する規定は置かれていない=法令本文で確認) https://laws.e-gov.go.jp/law/336AC0000000159
- e-Gov法令検索「民事執行法」(145条3項=差押命令は、債務者及び第三債務者に送達しなければならない) https://laws.e-gov.go.jp/law/354AC0000000004
- CIC よくあるご質問「自己破産の登録は何年間ですか?」(※表題は自己破産だが、本文でクレジット情報一般の保有期間を「当社で保有するクレジット情報の保有期間は、契約中および契約終了から5年間です。」と案内しているため、本記事では保有期間の根拠として引用) https://www.cic.co.jp/faq/detail/cre/cre01/002585.html
- JICC「信用情報の内容と登録期間」(契約日2019年10月1日以降の契約内容・返済状況に関する情報=契約継続中及び契約終了後5年以内) https://www.jicc.co.jp/aboutus/credit-info/registration
本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別の判断は弁護士・司法書士等の専門家にご相談ください。(制度・数値は2026年9月時点)
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