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・「数日くらいの遅れなら、まだ何とかなるはずだ」
・「督促の電話は、お金ができてから出ればいい」
dカードの引き落としに失敗して、こんなふうに考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、dカードの延滞は「気持ち」ではなく日付で進みます。dカードの公式FAQは、「引き落とし日の翌月10日(土日祝の場合は翌営業日)までにご入金の確認ができなかった場合、dカード契約は解約され、すべてのdカードサービスをご利用いただけなくなります」とはっきり書いています。締切は交渉ではなく、カレンダーで決まっています。
とはいえ、いまが何日目なのかさえ分かれば、打てる手はまだ残っています。手遅れになるのは「何日目か分からないまま、通知を開けずに時間だけが過ぎたとき」です。
本記事では、引き落としに失敗したその日から、利用停止・遅延損害金・回収事務手数料・強制解約・一括請求・裁判へと進む流れを、dカード利用規約(会員規約)と公式FAQの記載だけを根拠に期間別に紹介します。
現在すでに引き落としに失敗した人はもちろんのこと、今月の10日が厳しいかもしれないという人も、順番をしっかり理解しておきましょう。

10日の引き落としができませんでした。数日中には入れられると思うのですが、もう手遅れなんでしょうか……。

数日の遅れで「手遅れ」になることはありません。ただ、dカードの延滞はいつ何が起きるかが公式に決まっているので、そこだけ先に押さえましょう。今日が引き落とし日から何日目かで、やることが変わります。

決まっている、というのは?

たとえば、引き落としができなかった日からカードの利用は一時的に制限されます。遅延損害金は翌日からつきます。そして引き落とし日の翌月10日までに入金が確認できないと、契約そのものが解約されます。全部、dカードの公式ページに書いてあることです。
🔎 30秒でわかる結論
- 支払期日は毎月10日(金融機関休業日なら翌営業日)、締切日はその前月15日(dカード利用規約29条)
- 引き落としができなかった日からカードの利用は一時的に制限される(公式FAQ)。遅延損害金は翌日から、ショッピング分が年14.5%、キャッシング分が年20.0%(規約62条・94条)
- 支払期日までに払えないと、回収事務手数料440円(税込)が翌々月10日に請求される(公式FAQ)
- 引き落とし日の翌月10日までに入金確認ができないと、dカード契約は解約(公式FAQ・規約36条1項3号)。同時に期限の利益を失い、残額を直ちに全額支払うことになる(規約34条1項1号)
- 解約後は、延滞分を払ってもdカード・付帯サービス(ETC・iD等)は使えない(公式FAQ)。契約が終わっても支払い義務だけは残る(規約38条4項)
- 督促の電話を無視しても時計は止まらない。その先には債権回収会社への委託・債権譲渡(規約44条)、支払督促、差押えがある
📖 この記事でわかること
- 引き落としに失敗した日から何が起きるか——期間別タイムライン
- 遅延損害金 年14.5%と回収事務手数料440円——遅れの「値段」
- 「督促の電話に出ない」と何が変わるのか
- 翌月10日を過ぎるとどうなる——強制解約と一括請求
- 信用情報にはどう残るか
- 放置した先——回収会社・支払督促・差押え
- いま何日目でも、動く順番は同じ
- よくある質問
引き落としに失敗した日から何が起きるか——期間別タイムライン
まず、dカードの支払いの土台を確認します。dカード利用規約29条は、支払期日と締切日をこう定めています。
💡 支払期日は「毎月10日」と規約で固定されている
「dカード利用代金等の支払期日は、毎月10日とします。但し、当該支払月の10日が金融機関休業日の場合は、翌営業日を支払期日とします」(29条1項)
「当社は、支払期日の前月15日を締切日とし……」(29条2項)
つまり、前月15日までに届いた利用分を、翌月10日に口座から引き落とす仕組みです。
この10日に引き落としができなかったとき、その後に何が起きるかは公式ページとFAQに日付つきで書かれています。整理すると次のとおりです。
| タイミング | 起きること | 根拠 |
|---|---|---|
| 支払期日(10日)当日 | 引き落とし不成立。カードの利用が一時的に制限される | 公式FAQ「毎月10日(土日祝の場合は翌営業日)に引落としができなかった場合には、カードのご利用を一時的に制限します」 |
| 翌日(11日)〜 | 遅延損害金が発生(ショッピング年14.5%/キャッシング年20.0%) | 規約62条2項・94条、公式FAQ「その翌日からご入金日まで遅延損害金が発生します」 |
| 支払日から3営業日 | 金融機関からの引き落とし結果が確認できず、問い合わせても支払方法の案内ができない場合がある | 公式「お支払い日に間に合わなかった場合は」 |
| 当月20日/月末まで | 設定口座により再引き落としあり(ゆうちょ銀行=当月20日/みずほ・三菱UFJ・三井住友・りそな・埼玉りそな・横浜・福岡=月末まで毎営業日)。その他の金融機関は指定口座への振込 | 公式「お支払い日に間に合わなかった場合は」(カード番号4363・5344・5365の場合) |
| 支払日から1週間〜10日 | 支払方法を案内する通知文(書面)が届く | 公式「お支払い日の1週間~10日後にお届けいたしますご通知文にてご確認ください」 |
| 翌々月10日 | 回収事務手数料440円(税込)と遅延損害金が請求される | 公式FAQ「回収事務手数料は、お支払いいただけなかった月の翌々月10日……に請求させていただきます」 |
| 翌月10日までに入金確認できないと | dカード契約が解約され、すべてのdカードサービスが使えなくなる。あわせて期限の利益を喪失し残額を一括請求 | 公式FAQ・規約36条1項3号・34条1項1号 |
| その後(数ヶ月) | 債権回収会社への回収委託/債権譲渡、支払督促・訴訟、差押えへ | 規約44条1項・2項、民事訴訟法382条・391条・395条、民事執行法152条 |
💡 ここ、勘違いされがち
「3ヶ月滞納したらブラックリスト」といった目安がよく語られますが、dカードの場合、公式に日付が示されているのは「引き落とし日の翌月10日」です。3ヶ月より、はるかに手前に大きな区切りがあります。いま手元に通知文があるなら、まず日付だけでも確認してください。
万が一支払いが難しい場合は、少しでも早い段階で弁護士などの専門家に相談してください。
遅延損害金 年14.5%と回収事務手数料440円——遅れの「値段」
遅れたときに増える金額は、大きく2つあります。遅延損害金と回収事務手数料です。どちらもdカード側が公式に金額・料率を示しています。
| 増えるもの | 金額・料率 | いつ発生/いつ請求 |
|---|---|---|
| 遅延損害金(ショッピング利用分) | 年14.5%(年365日・閏年366日の日割計算) | 支払期日の翌日から完済の日まで発生。請求は2ヶ月後 |
| 遅延損害金(キャッシング利用分) | 年20.0%(同上・小数第一位以下切捨て) | 同上 |
| 遅延損害金(分割払い・2回払い・ボーナス払い・スキップ払いの残額) | 法定利率(規約に数値の記載はなく、民法所定の法定利率による) | 期限の利益喪失の翌日から完済の日まで |
| 回収事務手数料 | 440円(税込) | 支払期日までに払えなかった月の翌々月10日に請求(キャッシング利用代金を除く) |
出典:dカード利用規約62条・94条/dカード公式FAQ「遅延損害金について教えてください。」「回収事務手数料(440円)について教えてください。」(2026年9月時点)
💡 ポイント
遅延損害金は2ヶ月後の請求です(公式FAQ「遅延損害金は2ヵ月後の請求となります」)。今月の明細に出ていないからといって、発生していないわけではありません。回収事務手数料440円も翌々月10日にまとめて来ます。「払ったつもり」で終わらせず、次の請求まで確認してください。
金額そのものは、1ヶ月の遅れなら数百円から数千円の範囲に収まることも多いはずです。それでも延滞が重いのは、金額ではなく契約と信用情報が動いてしまうからです。次の章から、その中身を見ていきます。
そのため、少しでも早めに弁護士などの専門家に相談するようにしてください。
「督促の電話に出ない」と何が変わるのか

知らない番号から何度も着信があります。出るのが怖くて、ずっと無視しています……。

気持ちは分かります。ただ、電話に出ないことで良くなる点は1つもありません。それどころか、連絡が取れない状態が続くと、規約上さらに不利になる条文があります。
dカードの支払期日を過ぎたあとの連絡・支払い案内は、NTTドコモ・フィナンシャルグループの業務受託会社であるNTS債権回収株式会社 dカード受託センター(0570-783-890/午前8時15分〜午後8時45分)が担当していると公式ページに明記されています。見慣れない番号でも、心当たりのある時期なら受託先からの連絡である可能性があります。
💡 「連絡がつかない」ことが不利になる条文がある
規約34条1項6号は、「第42条第1項の届出事項の変更の届出が行われなかったこと等により、当社から本会員への連絡が相当期間に渡り不可能な状態にあると判断されたとき(但し、本会員が不可抗力であったことを証明した場合を除きます)」も、当然に期限の利益を失う事由として挙げています。つまり「連絡がつかない」状態が続くこと自体が、一括請求の引き金になり得ます(やむを得ない事情を証明できた場合は除かれます)。引っ越して住所変更をしていない人は特に注意してください。
しかも、支払方法を案内する通知文が届くのは支払日の1週間〜10日後です。電話にも出ず、届いた封書も開けずにいると、「翌月10日まで」という一番大事な期限だけが過ぎていくことになります。電話に出るのが難しければ、通知文に書かれた方法で入金するだけでも状況は変わります。
✅ このセクションのまとめ
督促の電話を無視しても、遅延損害金も回収事務手数料も止まりません。連絡が取れない状態が続けば、規約34条1項6号で期限の利益を失う可能性まで加わります。「怖いから後で」ではなく、いま日付を確認するのが一番損の少ない動きです。
返済が難しく滞納が長引いてしまう場合は、少しでも早めに弁護士などの専門家に相談してください。
翌月10日を過ぎるとどうなる——強制解約と一括請求
dカードの延滞で最大の分岐点が、ここです。公式FAQの回答を引用します。
💡 公式FAQが示している「解約の期限」
「引き落とし日の翌月10日(土日祝の場合は翌営業日)までにご入金の確認ができなかった場合、dカード契約は解約され、すべてのdカードサービスをご利用いただけなくなりますのでご注意ください」
(dカード公式FAQ。参照条文として、カード番号4363・5344・5365の方は規約36条、4980・5302・5334の方は規約40条が案内されています)
規約36条1項は、会社側が「何らの通知又は催告等を行わずに」契約を解約できると定め、その3号に「dカード利用代金等当社に対する債務の履行を怠ったとき」を挙げています。延滞そのものが解約事由です。
そして解約は、支払いの終わりを意味しません。むしろ逆です。規約34条1項1号は、債務の履行を遅滞したとき、および36条によりdカード契約が解約になったときは、「本規約に基づく一切の債務について当然に期限の利益を失い、直ちに債務の全額をお支払いいただきます」と定めています。分割払いやリボ払いの残りも、そこで一括請求に変わります。
| 解約前(延滞中) | 解約後 | |
|---|---|---|
| カードの利用 | 一時的に制限(入金確認後に再開されることがある) | 使えない。延滞分を払ってもdカード・付帯サービス(ETC・iD等)は復活しない(公式FAQ) |
| 支払いの形 | 毎月の請求が続く(分割・リボの残高は毎月請求) | 残額を一括で請求(規約34条1項) |
| 増える費用 | 遅延損害金+回収事務手数料440円 | 期限の利益喪失の翌日から、残額全部に遅延損害金 |
| 支払い義務 | もちろんある | 契約が終わっても残る(規約38条4項「dカード契約が終了した後においても、本規約を適用します」) |
💡 ここ、勘違いされがち
「解約されたら、もう払わなくていい」は完全な誤解です。規約38条4項が、契約終了後も規約が適用されることをはっきり定めています。解約で失うのはカードと付帯サービスであって、債務ではありません。
公式FAQは、長期間払えない場合の不利益を「カードが利用停止となり強制解約となる」「遅延損害金、回収事務手数料が発生する」「弊社の加盟する信用情報機関に滞納の履歴が残る」「分割払い等の未払い分が一括請求となる」の4点として明記しています。会社側が公表しているとおりに進むと考えて構いません。
万が一支払いが難しい場合は、少しでも早い段階で弁護士などの専門家に相談してください。
信用情報にはどう残るか

滞納すると、ブラックリストに載ってしまうんですよね……。

その言い方はよく聞きますが、正確ではありません。CIC(指定信用情報機関)は「当社が保有する信用情報に、ブラックリストという名のリストはありません」と公式に説明しています。あるのは、事実の記録です。
dカードを発行する株式会社NTTドコモ・フィナンシャルグループは、「dカード パーソナルデータの取り扱いに関する同意事項」で、加盟する個人信用情報機関をCIC(株式会社シー・アイ・シー)とJICC(株式会社日本信用情報機構)、提携機関として全国銀行個人信用情報センターと示しています。登録される情報には「債務の支払いを延滞した事実」が含まれます。
| 機関 | 延滞の事実が登録される期間 |
|---|---|
| CIC(株式会社シー・アイ・シー) | dカード契約期間中および同契約終了後(完済していない場合は完済後)5年間 |
| JICC(株式会社日本信用情報機構) | dカード契約期間中および同契約終了後(完済していない場合は完済後)5年以内 |
出典:dカード パーソナルデータの取り扱いに関する同意事項(NTTドコモ・フィナンシャルグループ)(2026年9月時点)
ここは正直に書きます。延滞が記録されれば、その後しばらくは新しいカードやローンの審査が通りにくくなります。これは債務整理をしてもしなくても、延滞が続けば同じように起きることです。見落とされがちなのは、起算点が「完済していない場合は完済後」だという点です。
💡 ポイント
未払いのまま放置している限り、5年のカウントは始まりません。「もう記録に載ったから、いまさら急いでも同じ」ではなく、早く決着させた分だけ、記録が消えるのも早くなります。放置が一番損だというのは、この一点だけでも言えます。
そのため、少しでも早めに弁護士などの専門家に相談するようにしてください。
放置した先——回収会社・支払督促・差押え
解約と一括請求のあとも払わずにいると、請求の主体と手段が変わっていきます。
① 債権回収会社への委託、または債権譲渡
規約44条1項は債権回収会社等への回収業務の委託を、同2項は金融機関等への債権譲渡を、会員があらかじめ承諾する内容になっています。実際、支払期日を過ぎたあとの窓口としてNTS債権回収株式会社が公式に案内されています。差出人が見慣れない会社名に変わっても、元はdカードの未払いだということです。
② 支払督促・訴訟
裁判所からの通知には期限があります。支払督促は、債務者が送達を受けた日から2週間以内に督促異議を申し立てないと仮執行の宣言がされます(民事訴訟法391条1項)。一方、その2週間内に督促異議を申し立てれば、請求は通常の訴訟へ移ります(同法395条)。放置と対応で結果が変わる、数少ない場面です。
③ 差押え
判決や仮執行宣言付支払督促があると、給料や預金の差押えが可能になります。ただし給料は全部ではありません。民事執行法152条1項は、給料等の4分の3に相当する部分は差し押さえてはならないと定めています(手取りが多い場合は政令の基準額で調整されます)。生活が丸ごと止まるわけではありませんが、勤務先に差押命令が届く点は避けられません。
✅ このセクションのまとめ
請求の主体が変わっても、支払い義務の中身は変わりません。変わるのは選べる手段の数です。早い段階なら分割の相談や任意整理という選択肢がありますが、差押えの段階では取れる手が減ります。
返済が難しく滞納が長引いてしまう場合は、少しでも早めに弁護士などの専門家に相談してください。
いま何日目でも、動く順番は同じ
やることは3つだけです。順番も決まっています。
1.いくら・いつまでかを確認する
通知文(支払日の1週間〜10日後に届く書面)に、支払方法と金額が書かれています。手元にない場合、支払期日超過後の問い合わせ先はNTS債権回収株式会社 dカード受託センター 0570-783-890(午前8時15分〜午後8時45分)、延滞前の一般的な問い合わせはdカードセンター(ドコモの携帯電話から*8010/一般電話から0570-030-360、午前10時〜午後6時・年中無休)が公式に案内されています。
2.払えるなら、いちばん早い方法で入れる
設定金融機関によっては再引き落としがあります(カード番号4363・5344・5365の場合、ゆうちょ銀行は当月20日、みずほ・三菱UFJ・三井住友・りそな・埼玉りそな・横浜・福岡の各行は月末まで毎営業日)。それ以外は指定口座への振込です。なお公式FAQは、ドコモショップではdカード利用料金を支払えないこと、原則2ヶ月分を合算しての口座引落しはできないことも明記しています。
3.払えないなら、期限が来る前に相談する
ここが分かれ目です。「翌月10日」を過ぎてからでは、選べる手が減ります。収入から見て今後も毎月の請求に追いつけないなら、入金の工面より先に、債務整理にくわしい専門家へ相談したほうが結果的に早く片づきます。
入金を優先していい人
- 今回だけ口座残高が足りなかった
- 来月からの支払いは無理なく続けられる見込みがある
- 延滞は今回が初めてで、他社の返済に遅れはない
相談を先にしたほうがいい人
- 他社のカードやローンの返済も遅れ始めている
- 毎月の請求が収入を超えていて、来月も払える見通しが立たない
- リボや分割の残高が大きく、一括請求されたら払えない
- すでに翌月10日が近い、または過ぎている
後者に当てはまるなら、放置している時間そのものが損です。相談は無料で受け付けている窓口が多く、匿名でも話を聞いてもらえます。「まだ払える気がする」うちに動いたほうが、選べる手続きは多く残ります。
毎月の請求が収入を超えていて来月の見通しが立たないという方は、少しでも早めに債務整理を検討するのがおすすめです。
よくある質問
Q. 数日遅れただけでも、信用情報に記録されますか?
A. 登録するかどうかとその内容は、加盟している会社の運用によります。CICは「クレジットの場合、情報の登録や更新のサイクルは、原則、月に一度」と説明しており、日々リアルタイムで更新されるものではありません。ただし「何日までなら大丈夫」という公表された基準はないので、短い遅れでも早く入金するに越したことはありません。
Q. コンビニやドコモショップで払えますか?
A. 公式FAQはドコモショップではdカードの利用料金を支払えないと明記しています。支払方法は、届いた通知文に記載された振込先か、設定金融機関による再引き落としです。通知文が届かない場合は、公式に案内されているNTS債権回収株式会社 dカード受託センター(0570-783-890)へ確認してください。
Q. 2ヶ月分をまとめて引き落としてもらえますか?
A. 公式FAQは「原則2カ月分合算での口座引落しはできません」としています。遅れた分は、通知文に記載された方法で別に支払う必要があります。「来月まとめて」で解決するつもりでいると、解約の期限(引き落とし日の翌月10日)を過ぎてしまうおそれがあります。
Q. dカードを滞納すると、ドコモの携帯電話も止まりますか?
A. 公式FAQは「各種dカードのご利用代金のご請求は、携帯電話のご利用料金のご請求とは別となります」と説明しており、dカードの延滞で回線が直ちに止まると案内するページは確認できません。ただし逆方向の規定はあります。規約36条1項11号は、会員が「ご利用携帯電話番号異名義利用者」である場合と会員自身の申出による解約の場合を除き、携帯電話の回線契約が解約となった場合をdカードの解約事由に挙げています。ケータイ料金の滞納から回線契約が終了すると、dカード側にも影響し得るということです。
Q. 請求の不安で、夜も眠れません。
A. お金の手続きより先に、気持ちの相談窓口を使ってください。よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)など、国が案内している窓口があります(厚生労働省「まもろうよ こころ」)。延滞は手続き上の状態であって、あなたの人格の評価ではありません。眠れないまま考え続けるより、先に人に話したほうが判断は速くなります。
まとめ:日付が決まっている以上、迷う時間がいちばん高くつく
dカードの延滞は、感覚ではなく日付で進みます。支払期日は毎月10日(規約29条)。引き落としができなければその日からカードの利用は制限され、翌日から遅延損害金(ショッピング年14.5%・キャッシング年20.0%)がつき、翌々月10日には回収事務手数料440円が請求されます。そして引き落とし日の翌月10日までに入金が確認できなければ、dカード契約は解約され(規約36条1項3号)、残額は当然に一括請求へ変わります(規約34条1項1号)。
解約されてもカードが戻らないだけで、支払い義務は残ります(規約38条4項)。延滞分を払っても付帯サービスまで含めて復活しないことは、公式FAQが明記しています。つまり、待って良くなる要素が1つもないのがこの局面です。
入金で片づくなら今日中に。来月以降の見通しが立たないなら、期限が来る前に相談する。どちらを選ぶにせよ、いま何日目かを確認するところから始めてください。
借金に関する相談は、無料で受け付けている窓口が多くあります。まずは話だけでも聞いてみるのがおすすめです。
📚 出典(公的機関・法令)を見る
- dカード利用規約(会員規約)2026年7月(株式会社NTTドコモ・フィナンシャルグループ/カード会員番号が「4363」「5344」「5365」から始まるdカード用)=29条1項2項(支払期日は毎月10日・金融機関休業日は翌営業日/締切日は支払期日の前月15日)/31条1項(決済口座の残高不足等による再振替等)/34条1項1号(債務の履行を遅滞したとき及び36条により契約が解約になったときは当然に期限の利益を失い、直ちに債務の全額を支払う)・1項5号(2回払い等は20日以上の相当な期間を定めた書面の催告後)・1項6号(連絡が相当期間に渡り不可能な状態)/35条2項4号(延滞が頻繁に発生する等、支払状況が良好でないと当社が認めるとき)/36条1項(何らの通知又は催告等を行わずに解約できる)3号(債務の履行を怠ったとき)11号(会員がご利用携帯電話番号異名義利用者である場合及び会員からの申出による解約の場合を除き、携帯電話の回線契約が解約となった場合)/38条4項(契約終了後においても本規約を適用)/44条1項2項(債権回収委託・債権譲渡)/62条2項(ショッピング利用代金の遅延損害金 年14.5%)/94条(キャッシング利用代金の遅延損害金 年20.0%) https://dcard.docomo.ne.jp/std/kiyaku/pdf/d-card_kiyaku20251212.pdf
- dカード パーソナルデータの取り扱いに関する同意事項(加盟信用情報機関=株式会社シー・アイ・シー、株式会社日本信用情報機構/提携信用情報機関=全国銀行個人信用情報センター/登録情報④債務の支払いを延滞した事実=CICはdカード契約期間中および同契約終了後〔完済していない場合は完済後〕5年間、JICCは同5年以内) https://dcard.docomo.ne.jp/std/kiyaku/pdf/d-card_personaldata.pdf
- dカード公式「お支払い日に間に合わなかった場合は」(設定金融機関ごとの再引き落とし・振込の扱い/通知文はお支払い日の1週間〜10日後/お支払い日から3営業日後までは引落し結果の確認がとれない/NTS債権回収株式会社 dカード受託センター 0570-783-890・午前8時15分〜午後8時45分) https://dcard.docomo.ne.jp/st/attention/lost_oshiharai/index.html
- dカード公式FAQ「支払いが遅れたのでカードが利用できません。いつから利用できますか。」(毎月10日〔土日祝の場合は翌営業日〕に引落としができなかった場合には、カードのご利用を一時的に制限します) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451539
- dカード公式FAQ「支払期日に引落としができず、支払いに関する書面が届きました。引落とし日の翌月の支払いとなりそうですが問題ないですか?」(引き落とし日の翌月10日までに入金の確認ができなかった場合、dカード契約は解約され、すべてのdカードサービスを利用できなくなる/参照条文=カード番号「4980」「5302」「5334」はdカード利用規約第40条、「4363」「5344」「5365」は同第36条〔当社の解約による契約終了〕) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451536
- dカード公式FAQ「支払いが長期間困難な場合は、何か不利益などは発生しますか?」(カードが利用停止となり強制解約となる/遅延損害金、回収事務手数料が発生する/信用情報機関に滞納の履歴が残る/分割払い等の未払い分が一括請求となる) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451534
- dカード公式FAQ「回収事務手数料(440円)について教えてください。」(支払期日までに支払えなかった場合、回収事務手数料として440円〔税込〕を請求。支払えなかった月の翌々月10日に請求。キャッシング利用代金を除く) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451429
- dカード公式FAQ「遅延損害金について教えてください。」(毎月10日に支払いができなかった場合、その翌日から入金日まで遅延損害金が発生/遅延損害金は2ヵ月後の請求) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451540
- dカード公式FAQ「dカード利用料金の口座引落ができず、dカードが利用できなくなった。延滞しているdカード利用料金を支払えばまた使えるようになりますか。」(支払いの遅延等を理由に契約が解約となった場合は、延滞分を支払ってもdカードサービス・付帯サービス〔ETC・iD等含む〕は利用できない) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451378
- dカード公式FAQ「各種dカードの締め日・支払日はいつですか。」(毎月15日までに当社に情報が届いた利用が翌月10日〔金融機関休業日の場合は翌営業日〕の支払い/各種dカードの利用代金の請求は、携帯電話の利用料金の請求とは別) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451557
- dカード公式FAQ「dカード利用料金の口座引落ができなかった。支払期日を過ぎたdカード利用代金は、ドコモショップで支払えますか。」(ドコモショップでは支払えない) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451383
- dカード公式FAQ(原則2カ月分合算での口座引落しはできません) https://fw.dcard.docomo.ne.jp/st/faq/detail/?faqId=451382
- dカード公式「お問い合わせ先」(dカードセンター=ドコモの携帯電話から*8010/一般電話・ドコモ以外の携帯電話から0570-030-360/受付時間 午前10:00〜午後6:00・年中無休) https://dcard.docomo.ne.jp/st/common/inc/_address.html
- CIC よくあるご質問「支払いが遅れると、ブラックリストとしてCICに登録されるのですか?」(当社が保有する信用情報に、ブラックリストという名のリストはありません) https://www.cic.co.jp/faq/detail/cre/cre01/002582.html
- CIC よくあるご質問「情報の登録や更新のタイミングはいつですか?」(クレジットの場合、情報の登録や更新のサイクルは、原則、月に一度) https://www.cic.co.jp/faq/detail/cre/cre01/002584.html
- 民事訴訟法 382条(支払督促)・391条1項(送達を受けた日から2週間以内に督促異議の申立てをしないときの仮執行の宣言)・395条(督促異議の申立てによる訴訟への移行)(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/408AC0000000109
- 民事執行法 152条1項(給料等の4分の3に相当する部分の差押禁止)(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/354AC0000000004
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」(よりそいホットライン 0120-279-338) https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/
本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別の判断は弁護士・司法書士等の専門家にご相談ください。(制度・数値は2026年9月時点)
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